消費者金融会社、何社までなら借金出来るの?

消費者金融会社を利用する時、何社まで利用出来ると言う規制は法的には有りません。

けれど年収の3分の1までしか借り入れが出来ない「総量規制」と言う物が設定されています。勿論1社からの借り入れではなく、借り入れ総額が年収の3分の1までと言う意味です。これは、消費者が多重債務者にならない様にする為、設置された物です。例えば年収300万円の人がA社から50万円、B社から30万円の借り入れがあると、C社からは20万円以上の借り入れは出来ないと言う事です。

国は消費者金融の件数を限定している訳ではありませんが、5社以上が借り入れがあると「多重債務者」と定義しています。では、消費者金融会社各社も5社までなら問題視しないのか?というと、そういう訳では有りません。

融資の申し込みをする時に、必ず「他社からの借り入れ状態」を聞かれますし、個人情報機関で照会もされます。この時、3社以上から借り入れがある人には、総量規定内でも融資しないとする会社も有るようです。特に大手消費者金融はその傾向が強く見られます。中小の消費者金融会社は、件数が多くても融資を行う事も有るようで、あくまでも総量規定の範囲内ならOKとする会社も多く有ります。この何社までならOKと言う基準は、各社それぞれに自社基準を持っているので一概には言えません。他社とは1社だけという人でも、延滞していたりすると、審査を通過出来ない事も多々有ります。

なので、何社までOKと言う物はありません。多くの会社から借り入れをすると、結局それだけ返済も増えると言う事です。むやみに借り入れ先を増やす事は避けましょう。

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